アトピーにはどんな食事療法があるの?

アトピーの食事療法について

アトピーはアレルギー性疾患なので、基本的にはアレルゲンを取り込まないことが重要となります。

アレルゲンを特定するためには血液検査やパッチテストなどを受けた上で適切な食事指導が行われることになります。

特に主食の米や小麦、調味料の原料となる大豆にアレルギーがある人は食事の内容には十分な配慮が必要となります。

このようにアトピーの食事療法の場合は何を食べれば改善するか?ということよりも、アレルゲンを含む食材を避けることでできるだけ発症する頻度を下げたり程度を抑えることが目的で行われますので、食事療法による完治は見込み薄です。

ただし、乳製品にアレルギーがない場合は乳酸菌やビフィズス菌を多く含むヨーグルトや乳酸菌飲料、あるいは摂取可能な食材で作られた発酵食品(納豆や干物、漬物など)によって腸内環境を整えることでアレルギー症状を改善させることは可能と言われています。

善玉菌を多く含む食材

乳酸菌や酵母、ビフィズス菌といった善玉菌には腸内の悪玉菌を減らし免疫力を調整する働きがあるので、ここで善玉菌を多く含む食材を紹介していきましょう。

  • ヨーグルト
  • 乳酸菌飲料
  • 甘酒
  • 塩麹
  • 納豆
  • 漬物
  • 干物
  • キムチ

どれも日頃からお馴染みの食材ばかりですね。

和食の基本的なスタイルである一汁三菜に一品発酵食品を加えると五大栄養素(タンパク質、炭水化物、脂質、ミネラル、アミノ酸)とのバランスがとても良くなります。

ただし、前述したようにアレルギーを含む食材を食べることはアトピーのための食事療法ではNGなので十分に注意をしてください。

なぜ発酵食品には善玉菌が多く含まれるのか?

発酵食品には善玉菌が多く含まれていて、健康にはとても良い効果があるということは周知の事実です。

ところで、なぜ発酵食品には善玉菌が多く含まれるのでしょう?

それは発酵というのが細菌や微生物による化学反応だからです。

実は発酵と腐敗というのは全く同じプロセスを辿ります。

違いはといえば、発酵は健康に良い化学変化であり、腐敗は健康被害をもたらす化学反応だということです。

発酵食品を作る際には酵母や麹菌を使って乳酸発酵させる方法が取られます。

乳酸発酵の名前が示す通り発酵が進むにつれ乳酸菌や麹菌、酵母の量が増えていきます。

だから、発酵食品には善玉菌が沢山含まれているのです。

善玉菌が発する炭酸ガスや一酸化窒素には体内の細胞を構成するタンパク質を修復する作用があり、腸内の悪玉菌を減らしていってくれるので、腸の機能改善にとても効果的で、免疫力も正常な状態に近づいていき、アレルギーを良好に抑制する作用が期待できるのです。

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