アトピーの食事療法には毎月どのくらいの費用がかかるの?

アトピーの食事療法にかかる費用

アトピー性皮膚炎は保険診療(保険証が使える治療)に該当する病気ですが、皮膚科やアレルギー外来などの専門科でアトピー性皮膚炎の確定診断を受け、塗り薬が投与されている場合、通常の診察料と投薬代(処方箋発行料)、検査+処置代などに加え、「皮膚科特定疾患指導管理料」が算定されます。

「皮膚科特定疾患指導管理料」には

  • イ 皮膚科特定疾患指導管理料(Ⅰ) 250点
  • ロ 皮膚科特定疾患指導管理料(Ⅱ) 100点

の二種類あり、再診月から月一回算定することができる「医学管理料」です。

ここでいう特定疾患とは国が認めた特定疾患(難病)であるという解釈になります。

この中でアトピー性皮膚炎が該当する医学管理料は

  • ロ 皮膚科特定疾患指導管理料(Ⅱ) 100点

であり、食事療法に関する指導や日常生活における注意点などが医師から指導された場合に算定されるので、だいたいその月の最初の診察の時はこの医学管理料分のコストがかかると思っていてください。

それではこの医学管理料についてもう少し詳しく説明していきたいと思います。

ロ 皮膚科特定疾患指導管理料(Ⅱ) 100点について

では、まずこの管理料の算定根拠となる厚生労働省から医療機関に向けて出された通知文を原文のまま引用します。

(前略)(Ⅱ)の対象となる特定疾患は、帯状疱疹、じんま疹、アトピー性皮膚炎(16歳以上の患者が罹患している場合に限る。)、尋常性白斑、円形脱毛症及び脂漏性皮膚炎である。

ただし、アトピー性皮膚炎については、外用療法を必要とする場合に限り算定できる。

とあります。

このままではちょっと分かりづらいのでもう少し噛み砕いて説明しましょう。

一番大事なのは「病名」です。

「皮膚科特定疾患指導管理料(Ⅱ) 100点」を算定するためには

帯状疱疹、じんま疹、アトピー性皮膚炎(16歳以上の患者が罹患している場合に限る。)、尋常性白斑、円形脱毛症及び脂漏性皮膚炎

のいづれかの病気が確定診断されていなければなりません。

ここで注目したいのが

アトピー性皮膚炎(16歳以上の患者が罹患している場合に限る。)

です。

つまり、アトピーであったとしても16歳未満の場合はこの医学管理料は算定できないことになります。

また、次なる注目点が

ただし、アトピー性皮膚炎については、外用療法を必要とする場合に限り算定できる。

です。

これは16歳以上のアトピー性皮膚炎であったとしても外用薬(塗り薬)が処方されていない月はこの管理料が算定できない決まりについて言及しています。

ただし、月に一度は算定可能なので、月初の診察の時に外用薬が処方されていなくても二回目、三回目の受診時に投薬されていればそのタイミングで算定され、コストに上乗せされます。

医師が行う食事療法に関するコストはこの指導料に含まれていると考えてください。

この管理料のコストは3割負担で計算すると300円になります。

あとは診察料や投薬料、検査料などがコストに反映されますが、概ね月額で3000~5000円程度が相場になると思われます。

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