アトピーは食事療法でどのくらいまで症状を良くできるの?

アトピーにおける食事療法の効果

これまでにも説明してきた通り、アトピーは食事療法だけで完治や寛解に向かわせることはほぼ不可能だと言えるでしょう。

一度アレルギーを発症すると免疫機能の乱れから対象となるアレルゲンの種類は年々多くなる傾向があります。

特に大人アトピーではその傾向が強まります。

ただし、消化器機能を向上させることで免疫系が調整されある程度のアトピー症状の改善とアトピー要因の制限は見込めるとされています。

発酵食品、乳酸菌や酵母、食物繊維を主成分としたサプリメントなどの機能性食品を日常に取り入れることでその効果をさらに高めることが可能と考えれられています。

人の免疫力は約6割を腸に依存していると言われていますし、免疫力を調整する効果がある食材を食べても腸の機能が不完全ではせっかくの栄養素を十分に吸収できないことになるので、ここは重要ポイントとして押さえておきましょう。

食事療法の実践について

食事で摂る栄養素は一度に大量摂取してもあまり大きな意味はありません。

一度の代謝で処理できる栄養素の量を超えた分は尿や便として排泄されてしまうからです。

それどころか代謝の際に腎臓や肝臓、胃や腸にかける負担が大きくなるので、食事療法を実践する時は1日に3度きちんと食事を摂ることが重要です。

特に朝は腸が目覚め入眠中に活性化していた副交感神経による修復プログラムのおかげで出た老廃物が排泄されやすい時間帯です。

排便後は腸内の悪玉菌の数も減っているので善玉菌を増やすチャンスなのです。

朝食の副菜にヨーグルトや漬物など乳酸菌をたっぷりと含んだ食事を取り入れることを心がけると良いでしょう。

また、腸が活動時間帯に入った時に水分を補給すると便が柔らかくなり排便がスムーズになります。

朝起きぬけのいっぱいの水は寝汗で失った水分補給とともに腸の働きの活性化の手助けにもなるので習慣づけることをお勧めします。

腸内で効果的に善玉菌を増やすには?

善玉菌である酵母や乳酸菌、ビフィズス菌の類は糖分を栄養にして増えていきます。

もし、腸内環境が良好なら善玉菌が増殖する時に副産物としてブドウ糖などの糖質を分泌するのでそれを餌に増えていくことが可能なのですが、悪玉菌優位な場合は決して善玉菌にとっては好ましくない腸内環境なので、せっかくの善玉菌が死滅させられることも多く、排便時には悪玉菌と一緒に排泄されてしまいますので、なかなか腸内環境だけで善玉菌を増やすのは難しいものです。

発酵食品やサプリメント等で善玉菌を補給するのはとても有効な手段ですが、ヨーグルトを食べる時にオリゴ糖を加えるだけで食べやすくなり、腸内で善玉菌の餌として使われます。

オリゴ糖は難消化性糖質の代表的なもので、砂糖のように小腸では吸収されず大腸までしっかりと届きます。

体内への吸収率が一般的な糖質よりも低いので、カロリーを気にする人やダイエット中の人でも安心して導入することができます。

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