アトピーを良くする食べ物とは?

アトピーを予防改善する食生活とは?

アトピーを食事療法という観点から考えてみると、まずはアレルゲンを特定し、食物由来のものが存在しているかどうかを判断する必要性があります。

もちろん、食物アレルギーを起こすアレルゲンは「食べてはいけないもの」になります。

また食品由来のアレルゲンの場合、単体の食材だけでなく添加物にもアレルギー反応を示す場合があるので、かなり広い範囲のアレルゲンチェックを実施する必要性がありますが、化学物質や水質汚濁、土壌汚染、大気汚染などがアトピーを拡大させたとかいろいろな学説が飛び交っていて、そうなると地球上のあらゆる物質に対するアレルゲン特定テストが必要であり、それは現実的ではないので、とりあえず試薬のある物質でのパッチテスト(皮膚反応テスト)や特異的IgE検査などを行い検査可能な範囲内でアレルゲンの特定を行います。

そこから予想される食材や添加物をある程度絞り込んで、できるだけ食べないようにすることで症状をコントロールするのがアトピーの際の食事療法の原則となりますが、正直に言って、アレルギー体質の人は複数の物質に対してアレルギー反応を示すことが多いので食事療法でアトピーを完治させることは難しいと言えるでしょう。

腸内環境を改善する

上記のようにアトピーはごく一般的な皮膚疾患ですが、原因には多様性があり、治療は困難を極めます。

したがって投薬や食事療法を行っても症状は増悪と寛解を繰り返す傾向があるのですが、基本的には免疫機能が不安定となって発症するものなので、免疫機能を調整すると症状が軽減する場合があります。

食事療法で免疫機能を調整することに着目した場合、最も留意すべき点は「腸内環境を改善する」とういことです。

人間の免疫機能は6割以上を腸に依存していると言われるほど腸は免疫の要となる臓器です。

特に便秘は免疫機能に大きなダメージを与えることになるので、ここから少し便秘が及ぼす健康被害について説明していきましょう。

腸内には乳酸菌や酵母、ビフィズス菌などの善玉菌と大腸菌やサルモネラ菌などの悪玉菌が常在していてどちらの菌が優位に立っているかで腸内環境は変化していきます。

もちろん善玉菌優位であれば腸内環境は良好で、悪玉菌優位であれば劣悪ということになります。

悪玉菌は腸内のタンパク質を餌に増殖し、その際に有毒なメタンなどのガスを発生し、それが腸内に充満すると善玉菌を殺したり、腸内細胞を傷つけ、また腸壁から吸収された有毒ガスが血液にのって身体中をめぐり、健康な細胞を傷つけてしまいます。

こうして免疫機能が次第にアンバランスとなりアレルギーを起こしやすくなるのです。

一方で善玉菌の方は糖分を栄養にして増殖していきます。

善玉菌は活動するときに炭酸ガスとブドウ糖を作り出すので自分が出した副産物を餌にして自己増殖していくことが可能なのですが、一旦悪玉菌優位になるとその勢いに押されてどんどん数を減らしていってしまいます。

減ってしまった善玉菌を増やすには発酵食品や乳酸菌飲料などから補給する必要性があるのですが、その際数を補うだけでなく餌となる糖質も一緒に補給した方が良いという理屈になります。

しかし、炭水化物や砂糖(ショ糖)は小腸から吸収されてしまうので大腸に届くのはごくわずかになってしまいます。

そこで難消化性の糖質であるオリゴ糖を一緒に摂取すれば小腸では消化されず確実に大腸まで届き、善玉菌を増やすのにとても効果的です。

善玉菌の出すガスには血管を修復する作用も確認されているので腸内環境を改善すれば血流も改善され、免疫機能が落ち着きアレルギーの発生を抑制することが期待できます。

したがって食事療法の際には乳酸菌をたくさん含んだ発酵食品やヨーグルトなどを意識して摂取することをお勧めします。

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