潰瘍性大腸炎にはどんな食事療法があるの?

潰瘍性大腸炎にはどんな食事療法があるの?

このセクションではもう少し具体的に潰瘍性大腸炎の食事療法について踏み込んだ説明をしていきましょう。

潰瘍性大腸炎の食事療法で留意すべき

  • 適正カロリー
  • 低脂肪
  • 低残渣

の三つのポイントについては「03. 潰瘍性大腸炎を良くする食べ物とは?」のセクションで詳しく解説していますので参考にしてください。

ここではそれ以外のポイントについて解説していきます。

タンパク質

五大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物、ミネラル、アミノ酸)の中で、細胞を生み出す直接の原料になるのがタンパク質です。

食事療法の時の献立としては炎症を起こしやすいとされる

  • 飽和脂肪酸
    ラード、牛脂、鳥の皮、乳脂肪など動物性脂肪
  • n-6系脂肪酸
    サフラワー(紅花)油、綿実油、大豆油、コーン油、マーガリン、ごま油、種実類

の使用は極力避け、質の良い不飽和脂肪酸である

  • n-3系脂肪酸
    しそ油、えごま油、菜種油、魚類

を多く含んだ食材をメインとするため魚介類が多くなります。

特に淡白な白身魚は消化にもよく、潰瘍性大腸炎の食事療法のタンパク源としておすすめです。

プロバイオティクス

プロバイオティクスとは乳酸菌や酵母など善玉菌の力で腸内フローラを改善する食事療法の一つです。

腸内フローラの改善とは腸内で善玉菌優位の環境を作る出すことです。

治験でもプロバイオティクスが潰瘍性大腸炎の症状緩和に役立つことが報告されているので、食事療法の際の主軸として注目されています。

機能性食品(サプリメント、特保食品など)や一般医薬品を含め、乳酸菌や酵母を多く含んだものを食後や食間に服用します。

また食後のデザートとしてヨーグルトを加えることで積極的に善玉菌を取り入れるようにします。

オリゴ糖

オリゴ糖は難消化性の糖分で、小腸で吸収されず大腸で善玉菌の餌として消費されます。

甘さは一般的な上白糖の2/3程度のほのかな感じですが、砂糖と同じように使えるので調味料としておすすめです。

ただし摂りすぎると便が緩くなる可能性があるので適量を心がけましょう。

ビタミン・ミネラル類

食事制限のかかる潰瘍性大腸炎の食事療法ではビタミンやミネラルの類が不足しがちになります。

そこで不足しがちなこれらの栄養素をサプリメントや一般医薬品を使って補給します。

ただし、合併症や生活習慣病などがあり、投薬治療中の場合は飲み合わせに注意する必要性があるので、サプリメントを導入する際には自己判断せずに必ず医師か管理栄養士に相談するようにしてください。

飲み合わせが悪いと服薬中の薬の効き目を弱めたり、副作用が強く出る危険性があります。

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