潰瘍性大腸炎の食事療法はどのくらい続ければ効果が出るの?

潰瘍性大腸炎の食事療法の効果が出るのは開始からどれぐらいから?

これまでにも説明してきた通り、潰瘍性大腸炎は国の指定難病なので、現代医学で完治させることはほぼ不可能です。

また、潰瘍性大腸炎では慢性的な消化器症状が出ますのでそれを寛解状態まで持って行き、その状態をできるだけ維持させるのが食事療法の目的となります。

この病気の場合、寛解と急性増悪を短期的に繰り返すという特徴があるのですが、実際には薬と食事療法によってかなり高い確率で寛解状態にまで持っていくことは可能です。

したがって順調に内科的治療法(投薬+食事療法)を継続すれば1~2ヶ月程度で効果を実感出来ると思います。

ただし、上記のように短期的なサイクルで寛解と急性増悪を繰り返す可能性があるので、投薬や食事療法を中止するとまたすぐ症状が悪化することも十分に考えられます。

ストレス解消も忘れずに

潰瘍性大腸炎の食事療法は食材制限や適正カロリー内に抑える必要性や低残渣食を実践するなど精神的なストレスもついて回ります。

ましてや途中で中断するとまた症状が悪化するのでなおさらです。

消化器症状が安定していれば食事制限もある程度緩和させることが可能なのですが、消化器症状と精神的なストレスは関連性が深いので、十分な注意が必要です。

せっかくスケジュール通りに食事療法を継続してもそれがストレスになってしまうと思ったような効果を上げることができなくなるからです。

そうならないためにも適度なストレス解消は食事療法を成功させて継続させるためには欠かせない要素となります。

体調が良い時には趣味を楽しむぐらいの気持ちのゆとりは常に持てるようにしましょう。

辛い時は精神科や心療内科の受診も考えて

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)の合併症として比較的高頻度で現れるのが「うつ状態」や「総合失調症」そして「不眠症」などの精神疾患です。

これらの病気は精神的なストレスを引き起こし、消化器症状以外の健康被害をもたらす原因となりますので、

  • 倦怠感
  • 疲労感
  • 無気力感
  • 不眠
  • 肩や首、腰の強いコリ
  • 動悸、息切れ、不整脈

などの自覚症状が出てきたら素直に主治医に相談し、必要性があれば精神科や心療内科など専門科を合わせて受診することも重要です。

ただし、精神科を受診した場合の治療費は通常の3割負担となるので注意してください。

精神疾患の投薬治療のみなら、主治医から投薬してもらうことで医療費助成を受けることが可能です。

これも精神症状が軽度なうちなら可能ですが、重症化すると専門科での治療が必要となりますので、自覚症状については細かく主治医に報告するようにしましょう。

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