痛風の症状とは?

痛風の症状

痛風において最も多い症状は「痛風発作」と呼ばれるもので、ある日朝起きたら突然足の親指の付け根付近が真っ赤に腫れ上がりまともに歩けないほどの激痛を覚えます。

突き指や脱臼をした覚えもないのに、突然このように関節が腫れ上がって強い痛みを覚えたとしたら、「痛風」の可能性が強く疑われます。

しかし、痛風発作は足の親指の付け根だけに起こる症状ではありません。

そもそもこの発作が起こるメカニズムというのが、尿酸結晶が骨や関節にこびりついてそこから炎症が発生するというものですから、骨と関節がある場所ならどこでも起こり得るのです。

実際に足の親指以外でも痛風発作が起こるケースというのはいくつか報告されていますが、圧倒的に足の親指の付け根が多いことから、それがこの病気の特徴として認識されるようになったのです。

なぜ足の親指の付け根に発作が起こるのか?

では、どうして痛風発作は足の親指の付け根に集中するのでしょうか?

その理由は「尿酸結晶」にあります。

尿酸自体は水溶性の物質で通常は作られすぎたものは尿として排泄されます。

しかし、血液の状態が悪く、ドロドロになっていると尿酸分子自体が結合して結晶化しやすくなります。

結晶化した尿酸分子は比重が水よりも重たくなるので、重力の法則に従い、血液が足もとに落ちていったところで蓄積しやすくなります。

人は二足歩行する動物で歩くときや走るときは足の親指の付け根の関節が一番最後に動く関節なのでそこに尿酸結晶が溜まりやすくなります。

こうして少しずつ蓄積していった結晶がある日突然強い痛みを伴う痛風発作として牙をむくのです。

これが足の親指の付け根に発作が集中する理由だと考えられています。

痛風発作は初回が一番辛い?

痛風発作は「風が吹いても痛い」と揶揄されるほど、強い痛みを伴います。

しかし、一番痛みが激しいのは初回の発作時であって、同じ部位に発生する再発性の発作時は初回に比べれば多少はマシな痛みのように感じられます。

これには「痛み慣れしているから」とか、尿酸値をコントロールしている薬を飲むことで「初回ほど大量の尿酸結晶が蓄積していないから」、再発性の場合「予兆があるので心構えが出来ているから」などいろいろな理由が考えられていますが、実態はあまりよくわかっていません。

ただし、多くの人の場合「初回が一番辛い痛み」という事実は変わらないようです。

痛風は骨や関節に炎症を起こすことで強い痛みを感じる病気ですが、よく似た病気に「関節リウマチ」があります。

識別診断するには血液検査をして尿酸値とリウマチ因子の量を測定すればどちらの発作が起こっているのかはすぐに判別できますが、痛み方としては「ズキズキ痛む」痛風に対して「シクシク痛む、ジンジン痛む」リウマチという傾向の差があります。

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