痛風の食事療法はどのくらい続ければ効果が出るの?

痛風の食事療法の効果が出るのは開始からどれぐらいから?

痛風は慢性疾患であり、基本的には一度発症すると一生付き合っていく病気です。

寛解期を迎えた場合でも、常に再発のリスクは付きまといますので、食事療法については無期限で継続する覚悟が必要です。

ただし、(あくまでも目安としてですが)1年以上発作が起こらず、さらに1年以上尿酸値が正常値付近で安定しているなら、プリン体の量を気にしすぎるよりも栄養バランスのとれた食事を心がけたほうが予後は良いと言えるでしょう。

また、食事療法の効果が出始める時期については、個人差がありすぎてなんとも言えません。

とはいえ、目安としては発作が出てから2年以内に再発がなく、尿酸値の数値が良好にコントロールできているなら、食事療法の効果がありと判断して、薬を徐々に減らしていき、食事療法のみでコントロールするというフォローアップ体制に移行します。

したがって2年程度が目安ということになるでしょう。

ストレスは痛風にとっても最大のリスク

食事療法の効果を最大限にまで高めたいなら、食事の内容に気を配るのと同時に「適切なストレスケア」にも配慮する必要性があります。

尿酸結晶ができる条件として、血液の状態が悪い(ドロドロの血液)というのがあります。

これは血流量が落ちることで尿酸の体内残留時間が延び、血液をドロドロにしている悪玉コレステロールや糖質、血小板などが糊の役目をして尿酸の結晶化を促進させてしまうからです。

ストレスには血管を収縮させる作用があり、血流量を低下させる大きな要因になります。

慢性的に精神的なストレスが蓄積すると高血圧症を発症しやすくなり、血液の状態がますます悪くなってしまい尿酸の結晶化を促進させることになります。

つまり、ストレスは痛風発作の大きなリスクと成り得るのです。

加えて慢性的なストレスはうつ状態や不眠症の原因となり、自律神経の働きに狂いを生じさせ、血液をドロドロにする老廃物や血小板の代謝に悪影響を及ぼし、ますます痛風発作へのリスクを高めることになります。

したがって、痛風治療においては投薬と食事療法に加えて、ストレスコントロールも重要な鍵を握ることになります。

ストレスを良好にコントロールするには趣味を持ち、適度に体を動かして程よい疲労感を覚え、睡眠を十分に取ることがなによりも効果的です。

日頃からストレスを感じている人で首や肩、腰背部が強く凝っている人、眠りが浅く日中に強い眠気に襲われる人、頭痛や動悸、息切れを起こしやすい人は「うつ病」の傾向があるので、できるだけ早い段階で精神科や心療内科を受診してストレスを解消するようにすることで痛風の食事療法の効果を引き上げることになります。

このページの先頭へ