痛風の食事療法をしたい場合どこに行けば指導してくれるの?

痛風の治療のメインは食事療法と投薬

痛風の治療は痛風関節炎(痛風発作)の治療と、発作の基礎疾患(原因となる病気)である高尿酸血症の治療の二本立てで行われます。

食事療法は高尿酸血症に対するメイン治療の一つですので、すでに発作が起こっている痛風の食事療法に関しては医療機関で受けることになります。

ちなみに、痛風関節炎に対しては非ステロイド系の消炎鎮痛剤、高尿酸血症については尿酸値を下げる薬による投薬治療が行われます。

食事療法の概要

痛風における食事療法で最も重要視されることは水分を多く摂取して尿の回数を増やすということです。

その理由は「尿酸は水に溶ける物質だから」であり、積極的に尿として排泄することで尿酸の結晶化を予防することが可能です。

ただし、ベースとなる高尿酸血症やその他の生活習慣病に関する食事療法については管理栄養士による専門的な指導が行われる場合もあります。

外食がメインの場合、食事療法は可能?

痛風の食事療法で特に重要視されるのが、プリン体量、摂取カロリー量、塩分量、食物繊維量、水分量です。

最近の外食大手のチェーン店のメニュー表、コンビニやスーパーのお惣菜のパッケージには1食あたりのカロリーと塩分量が表示されていることが多いので、外食がメインの人でもカロリーベースや塩分量を心がける食事療法は可能です。

個人で経営している町の居酒屋やレストランでも食事療法時に手渡される食品一覧表を見れば大体のカロリーと塩分量の計算はできるので、決して不可能というわけではありません。

ただし、外食は自炊に比べるとどうしても濃い味付けと高カロリーになりがちなので、実践するには高い意識を持つことが重要です。

また、外食の場合乾物や加工食品などプリン体をたくさん含む原材料が使われることが多いので、食後にしっかりと水分補給をして尿量を増やすようにしましょう。

腎臓を患っている人は医師の指示にしたがって水分量にも注意してください。

頻尿は腎臓への負担が大きくなります。

食事療法を成功させるポイント

痛風の食事療法を成功させるポイントは「よく噛んでゆっくり食べる」、「腸内環境を改善する」、「1日の摂取カロリー量を記録する」など一般的なポイントに付け加えて「水分をたっぷりと摂って尿の量と回数を増やす」の四点に集約されます。

プリン体の量も気になる人が多いと思いますが、食事から摂取されるプリン体の量よりも体内で合成されるプリン体量の方が多いので、“可能な限りプリン体をたくさん含む食材は避けた方が良い”というレベルであり、どちらかといえばできてしまった尿酸を積極的に排泄することに主眼を置くのが成功のコツです。

それでは、それぞれのポイント別に説明していくことにしましょう。

  • 「よく噛んでゆっくり食べる」ことで脳の満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを抑制することになります。
  • 「腸内環境を改善する」は免疫力を上げて生活習慣病を始めとするいろいろな病気の予防にとって効果的な方法です。
    人の免疫は6割が腸に依存していると言われるほど腸内環境は健康に大きな影響をあたえる要素なのです。
  • 「1日の摂取カロリーを記録する」のは実践している食事療法の内容とデーターを可視化することで実感を得やすくするという方法です。
    小さな成功体験を積み上げることで、食事療法を日課にしやすくなります。
    この方法では1日の食事内容を摂取したカロリー量に換算します。
    ですから食事で摂ったカロリーを目標の範囲内に納めることで得られる、”小さな成功体験”が脳に快楽物質の分泌を促進させ、食事療法の継続を楽にしてくれます。
  • 「水分をたっぷりと摂って尿の量と回数を増やす」についてはこれまで説明してきた通り、尿酸を積極的に排泄させるための措置です。

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