痛風はどうして食事療法で良くすることができるの?

食事療法の目的とは?

人の体は食事で栄養素を補給するようにできています。

したがって、食事を抜くということは生きていく上で必要な栄養素の補給を得るチャンスを減らしてしまうということになるのです。

痛風のように「代謝性疾患」と呼ばれるものは血流障害やストレス、加齢などの原因によって何かしらの臓器や器官が不具合を起こすことで発症する病気であり、痛風の場合は血液の状態(血管の機能劣化や血液成分の異常や偏り)が悪くなると発症リスクが高まります。

食事療法にはこうした不具合を調整して、健全な代謝サイクルに戻すという目的があるのです。

そのために心がけるべきこととは

  • 偏食を避けて、栄養バランスがよくなるように献立に気をつける。
  • 食事を抜かずに三食きちんと食べる。
  • 薄味、低カロリー、高タンパクに注意した献立を心がける。
  • 過激なダイエットは絶対にしない。

というポイントが非常に重要視されます。

これは痛風に限らず、アレルギー性疾患を除いた全ての病気の食事療法に共通するポイントです。

プリン体だけに着目するのは間違い

痛風発作を引きおこす尿酸結晶の原料となるのがプリン体という物質です。

そのため痛風の食事療法では食材における「プリン体の含有量」だけに注目が集まりがちですが、そこばかりにとらわれて献立を考えるのは間違いだと言えるでしょう。

その理由は「プリン体」は人の体内でも合成される物質だからです。

尿酸はプリン体が代謝される際に分解されてできる最終物質です。

そのため、体内で作られる尿酸の約8割以上の原料になるのは体内で合成されたプリン体なのです。

いくら、食事でプリン体を制限しても結局は体内で作られる物質であり、プリン体自体は基礎代謝に関連する重要物質ですから尿酸の合成を食い止めることはできません。

しかし、痛風患者さんは基礎疾患として高尿酸血症が存在しているため、健常者や 痛風持ちではない人に比べ、食事で摂取するプリン体量を気にしておいた方が痛風発作を起こすリスクが下がるという意味での「摂りすぎに注意しましょう」ということだという点を理解しておく必要性があります。

食事療法以外に心がけたいこと

食事療法と合わせて重要なのが適度な運動習慣を身につけることです。

そうすることで心拍数が上がり血流が改善し、基礎代謝が改善するので 痛風を初めとする生活習慣病の予防と改善に役立ちます。

また、質の良い睡眠を十分に取ることはストレス解消にとって一番重要なことです。

ストレスには血管を収縮させる作用があるので、溜めすぎないようにしましょう。

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