痛風は食事療法でどのくらいまで症状を良くできるの?

痛風における食事療法の効果

痛風は尿酸が結晶化して骨や関節に炎症が起こる病気です。

したがって痛風発作が起こる条件としては、

  • 血流状態が悪い(ドロドロの血液をしている)
  • 尿酸値が高い(結晶化するのに十分な量が存在している)

などが揃っている必要性があります。

これらの前提条件が揃うということは、基礎疾患として「高血圧症」、「動脈硬化症」、「高脂血症(高コレステロール血症)」、「糖尿病」などの生活習慣病が存在していることが多く、この生活習慣病を予防改善するための食事療法をきちんと行っていれば、発作自体はかなりの高確率で予防することができます。

また、体内に存在しているプリン体(尿酸の原料となる物質)のおよそ2割は食事から摂取されたものなので、プリン体を減らした機能性食品で代替え可能なものはそういった機能性食品を使うことで発作リスクを下げることができるはずです。

食事療法の実践について

尿酸は水に溶ける物質なので、水分を多く摂り尿の回数を増やすことで尿酸の結晶化を防ぐことができます。

瓜科の野菜や果物、海藻類など利尿作用が高く水気の多い食事を心がけるとよいでしょう。

具材としてワカメや昆布、ひじきを使うときは乾燥したものより生の方がプリン体量は少なくなります。

食中食後の水分補給は水よりもお茶やウーロン茶の方が利尿作用が高いので、おすすめです。

生活習慣病を予防するという観点からいえば、高タンパク低カロリー、適切な塩分量で薄味を心がけることが重要です。

しかしながら、出汁をとる乾物にはプリン体が多く含まれているので注意してください。

二番出汁以降はプリン体がスープに溶け出しやすいので、昆布や鰹節は一番出汁を使うことがプリン体の過剰摂取対策としては有効です。

厚労省によれば食事の際の栄養バランス的には

  • 炭水化物55%~60%
  • タンパク質15%~20%
  • 脂質25%以下

とするのが理想的であると公表されています。

カロリーベースで言えば、成人男性は2000kcal以下、成人女性は1800kcal以下を心がければ痛風や生活習慣病は予防可能とされていますので、一つの参考にしてください。

外食がメインの人でもファミレスなどの大手チェーンにはメニューにカロリーと塩分量が表示されているのでオーダーの際にチェックするとよいでしょう。

ネット上には「カロリー一覧表」というキーワードで検索をかけると数多くのサイトがヒットします。

その中からカロリー一覧表をプリントアウトして、献立を考える際に利用したり、1日に食べた食事の内容を記録するだけでも暴飲暴食に制限がかかる効果を得られます。

痛風発作予防のためのダイエット法としてはかなり有効な策なので実践してみることをおすすめします。

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