痛風を良くする食べ物とは?

プリン体について

痛風を語るとき、尿酸と同じくらい頻繁に耳にする言葉が「プリン体」です。

「プリン体」とは旨み成分の一種でタンパク質に含まれている成分です。

「え?」と思った人も多い筈。

なぜなら、最近「プリン体0」を謳う食品や飲み物を多く見かけるのでまるで悪者扱いですからね。

ただし、プリン体は分解されると最終的に「尿酸」となります。

この尿酸が結晶化して発病するが「痛風」なので、痛風の人はプリン体を多く含む食材をできるだけ食べないようにしましょう。

というのが、近年の健康ブームに見られる売れ筋商品なのです。

しかし、プリン体は人の体内でも合成される物質で、「代謝を促進させる作用がある重要物質」なのです。

そして、食事で摂取されるプリン体から作られる尿酸は全体の約20%以下とそれほど多くありません。

したがって、「高尿酸血症」や「痛風」を指摘されている人やその既往がある人、高齢者は別として、今のところ健康上の問題のない人は食品に含まれるプリン体の量を過剰に意識する必要性はありません。

痛風を予防改善する食生活とは?

痛風を引き起こす原因疾患となる「高尿酸血症」は、代謝性疾患の一種であり、生活習慣病でもあります。

代謝性疾患とは加齢やストレス、血流障害などが原因で起こる病気のことで、代表的なものには「高血圧症」、「動脈硬化症」、「糖尿病」などがあります。

これらはそのまま「生活習慣病」の中でも特に代表的なもので、高尿酸血症や痛風発作もこの3つの病気とは因果関係が強いとされています。

こうして考えると“痛風を予防改善する食生活”とはそのまま“生活習慣病を予防改善する食生活”と言い換えても差し支えありませんね。

つまり、五大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物、必須アミノ酸、ミネラル)のバランスを考え、三食きちんとよく噛んで食べるということがとても重要であるということになります。

一汁三菜の基本的な和食のスタイルは五大栄養素をバランスよく取れる理想的な献立を立てやすいので積極的に取り入れましょう。

また1日の活動パターンから見ると朝食と昼食は頻繁に活動するので、エネルギー源となる炭水化物はしっかりと取るようにします。

夕食は入眠して副交感神経にスイッチし、日中に受けた心身の傷を癒す修復プログラムを起動させるための準備時間なので、タンパク質やミネラル、アミノ酸をしっかりと取るために炭水化物(主食)は控えめにして、主菜(メインのおかず)と副菜(小鉢や香の物)を充実させましょう。

そして発酵食品は消化機能を助ける酵母、乳酸菌、ビフィズス菌などの善玉菌と良質なブドウ糖の宝庫です。

せっかく食事で摂った栄養素も吸収されなければ意味がありませんので、発酵食品は副菜や間食などで積極的に取り入れると良いでしょう。

プリン体を多く含む食材

すでに「高尿酸血症」や「痛風発作」の既往歴がある人はたとえ20%以下とはいえできるだけプリン体の摂取を控えた方が痛風発作のリスクを低減させることができます。

お酒や加工食品を食べる場合は意識して「プリン体0」のものを選ぶことをお勧めします。

その他食事で取るプリン体をできるだけ少なくするために、プリン体を多く含む食材をいくつか挙げておきますので参考にしてください。

  • 極めて多い(300mg以上)
    鶏のレバー、マイワシの干物、イサキの白子、あん肝
  • 多い(200mg~300mg)
    豚、牛レバー、カツオ、マイワシ、大正エビ、マアジの干物、さんまの干物

ただし、気にしすぎるあまり上記の食材を全く取らないというのは偏食に繋がるのでその点は注意してください。

あくまでも栄養バランス優先の献立を立てることが重要です。

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