糖尿病にはどんな食事療法があるの?

糖尿病にはどんな食事療法があるの?

糖尿病は日本国内の有病率の高い病気なので、治療法についても研究が進み、特に食事療法については目覚ましい進歩を遂げています。

最新の糖尿病の食事療法では「極端な糖質制限を行わない」というのが基本となっています。

むしろ、バランスの良い食事を1日3食きちんと食べることで膵臓の機能を維持し、インスリンの自己分泌率を落とさないようにする方向性で指導がおこなわれます。

ためしに書店に行って療法食関連のコーナーで糖尿病食のレシピ本を見てみてください。

目を疑うほど豪華でボリュームがあり、しっかりとした「食事」であることに驚くことでしょう。

もちろんデザートだってあります。

かつて糖尿病食とは「粗食」を旨としていたことを考えると隔世の思いを抱くこと間違いありません。

現代の糖尿病の食事療法は「食事の質」に重きを置いて、しっかりと栄養素とエネルギーを補給できる献立が次々と誕生しているのです。

ですから、糖尿病と診断されたからといってあまり悲観せずに、糖尿病の食事療法で楽しめる食を満喫することができるようになっています。

東京都が運営する「東京都病院経営本部」のサイトにも

“糖尿病の治療の目的は、可能な限り血糖値を正常な状態に保ち、合併症を防いで健常者と同じ日常生活を送ることにあります。食事療法は糖尿病治療の基本となります。”

とあります。

したがって、あまり神経質にならずに、「薄味で野菜を中心とした健康的な食事」を心がけ、食に対するストレスを感じないようにすることがとても重要である、ということをまずは念頭においてください。

食事療法のポイント

糖尿病の食事療法において重要なポイントは

  1. 過食しない
  2. 偏食をせずにバランスの良い食事内容を心がける

の二点だけです。

つまり「食べ過ぎずに、よく噛んで3食きっちり食べましょう」を守りさえすれば良いのです。

これなら無理なく実践可能ですね。

具体的に「過食を防ぐ」ための摂取カロリーの目安は成人男性で1400~1800kcal/1日、成人女性では1200~1600kcal/1日とされています。

この範囲で収まるように食事のバランスを考えて食べるようにしてください。

味付けは薄味、根菜類や乾物など歯ごたえのあるものを加えることで満腹中枢が刺激され、過食を予防することができます。

また、ワンプレートディッシュや丼物などはついつい食べ過ぎになりがちなので、小鉢の数を増やすなどの工夫をすれば見た目にも華やかで少しばかり量を減らしても十分な満足感が得られるのでオススメです。

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