糖尿病はどのくらい症状が悪化すると食事療法が必要となるの?

糖尿病における食事療法開始のタイミング

「 糖尿病における食事療法開始のタイミングはいつ?」という質問について答えるとするならば「今すぐ」という返事になるでしょう。

というのも、現代の糖尿病の食事療法で用いられている献立を見ると、それだけでフルコースや懐石料理が楽しめるほど味もボリュームも満足感が得られるほどに優れた「健康食」だからです。

つまり、健常者でも健康維持を目的とするならば積極的に取り入れるべき献立が糖尿病の療法食なのです。

ダイエットや他の生活習慣病予防にも効果的なので、開始するのに早すぎるタイミングというのはありません。

今夜からでも始めるのは大いに結構なことだと思われます。

ただし、「糖尿病」の診断を受けている人の場合は医師や管理栄養士から食事指導を受けることができますが、健常者の場合だと、病気でもないのに医療機関を受診するということはできませんので、書店やネットで「糖尿病患者のための献立」というカテゴリーの書籍を買い求めることになります。

今、市中の書店では糖尿病の食事療法メニューは「健康食」として隠れたブームなので、きっと食べたいメニューが掲載されている欲しい一冊が見つかると思います。

そのぐらい、バラエティに富んだラインナップになっているのが「糖尿病の療法食」なのです。

糖尿病患者の食事療法開始について

現代の糖尿病治療のガイドラインでは

  • 早朝空腹時の血糖値が126mg/dl以上、または75gOGTT2時間値が200mg/dl以上、または随時血糖値200mg/dl以上
  • HbA1c(NGSP) 6.5%以上または、HbA1c(JDS) 6.1%以上

の条件を満たした場合に「糖尿病」の確定診断が下されます。

早朝時血糖値が120mg/dl~125mg/dl、または、随時血糖値が120mg/dl~180mg/dlの場合は「境界型糖尿病」といって”警戒が必要なレベルであるものの発症はしていない”という判断になります。

また、進行具合がステージ1(境界型糖尿病含む)~ステージ2前半(発症はしているが、まだ合併症を起こしていない状態)の場合は

  • 食事療法+運動療法

が治療の主体となるので、早期の糖尿病であっても食事療法開始の対象となります。

食事療法では糖尿病の進行具合によって適宜治療方針を見直す必要性があるので、定期的に外来でフォローアップをし、その都度、1日の摂取カロリー量の見直しや献立の見直しなどが行われるというのが一般的な方法となります。

このページの先頭へ